皆さんこんにちは!トレーナーの山崎です。
前回は、「歌が上手い」ということの定義について、一般的によくその要素として挙げられるテクニックやハイトーン、感情表現など以前に、KISSでは根本的な部分での「歌が上手い」の誰にでも当てはまる定義があり、共鳴ボイトレ法®︎はそこをターゲットとして作られているというお話をしました。
今日は続きとして、その定義について具体的に書いていきたいと思います。尚、前回のブログをまだ読まれていない方は、『「歌が上手い」とは①』という記事を読んでからこの記事を読んでくださいね!
さっそくですが、KISSでは何を基準に「歌が上手い」としているのでしょうか。
それは、ずばり「ピッチの高さ」です。
ここでいうピッチというのは、一般的にいう音程よりももっと細かい基準で、パッと聞いた感じの音程があっているその上で、平均的に音符のジャスト真ん中の音を歌えているのか、ぶら下がっているのかを測るものです。
例えば同じC(ド)の音符であっても、ジャスト真ん中だけではなく、少し下がっていたり、逆に上ずっていたりすることもあります。
そしてピッチは「共鳴の高さ」と言い換えることができます。「共鳴」とは、とりあえず漠然と顔の中で一番強く声が響いているポイントだと思って下さい。
そしてこの共鳴の高さ=ピッチの高さになっており、歌においてとても重要なものなんです。
ギターは通常440Hzや441Hzという周波数でチューニングをしますが、440Hzでチューニングされたギターと、441Hzでチューニングされたギターで一緒に演奏したら微妙にずれて聴こえてしまいますよね?でもそれぞれのギターを単体で弾いたら、同じ音を弾いているようにしか聴こえないかもしれません。ですが、合わせるべき基準があった時、例えばバンドの他の音が441Hzなのにギターだけ440Hzだったらそれは違和感になってしまいます。
これは人間の歌でも同じです。
KISSにおける根本的に「歌がうまい」は、ピッチ=共鳴の高さ、すなわちそもそも身体という楽器のチューニングが合っているのかという基準で測られます。カラオケやバンドの演奏に対してジャストのピッチで歌える状態なのかどうかということです。
歌が下手な人はそもそものピッチ=共鳴が低いため、自分では正しい音程を歌っているつもりでも、常に平均的に低い音を歌っています。つまり共鳴を顔面の上部まで持ち上げてあげることが、ピッチを上げ、歌を上手くするということになります。
共鳴は耳で聴いて分かると同時に、目で明確に見ることができます。僕たちは生徒さんの共鳴を見て、色々な方法を使って正しいピッチで歌える位置に誘導していきます。これが「共鳴トレーナー」という名前である理由です。
これはリズムや感情表現といった要素以前の話で、平均的に正しいピッチで歌えるという前提条件がないと、いくらそういった要素を磨いても根本的には下手なままなのです。
文面でお伝えするのには限界がありますが、共鳴を正しい位置に支えておけるのは、空気の流れと顔面の筋力であり、共鳴=ピッチが低いことの最大の原因は、程度に開きはあるにせよ日本人の8割が罹患しているといわれる蓄膿症・副鼻腔炎によって、主に頭部の空洞が詰まり、本来流れているべき量の空気が流れていないことにあります。
KISSでの一番の目的は、共鳴ボイトレ法・頭式呼吸によってこれを改善し、共鳴が正しい高さからブレないようにしていくことです。
最終的には何も考えなくても共鳴が自然に留まるようになり、あとは自由に好きなように歌っても上手にしか歌えなくなってしまうのです。下手に歌おうとする方が大変です。
小手先のテクニック以前に、基本的にどう歌っても上手い歌になってしまうとしたら最高だと思いませんか?
少しでも興味を持って下さった方は、いくらでも質問にお答えしますので是非一度無料体験レッスンにお越し下さい。お待ちしております!
つくば校よりメッセージ
子供の頃、クラスに歌の上手な子はいませんでしたか?
その子は歌を習っていたのでしょうか?
おそらく、ほとんどの子は習っていなかったでしょう。
歌の上手な子は、生まれつき上手なのです。
じゃあ、それは何が違っていたのでしょうか?
『歌がもっと上手く歌えたら…』
そう思っている方達の力になれるように、KISSはその謎を研究して10年、答えを見つけました!
趣味で楽しみたい方も、プロを目指している方も、ぜひKISSのトレーニングを受けて、自分の歌が変化していくのを体感してもらえたら嬉しいです。