こんにちは、井上です!
皆さん、ボイストレーニングと言えばどんなイメージがありますか?
一般的には腹式呼吸、ミックスボイス、声帯閉鎖などの言葉が良く使われている印象があります。
今回は、腹式呼吸についてのお話をしようと思います。
腹式呼吸のルーツ
まず、腹式呼吸のルーツについてですが、腹式呼吸の本当のルーツはヨガになります。
音楽的に見ると一番初めに使われ始めたのが、1600年頃にオペラのために作られたイタリアのベルカント唱法になります。
音楽大学の声楽科でベルカント唱法を学び、卒業後にボイストレーナーとなった方たちが、学んできた腹式呼吸をポップスやロックを歌いたい人にも教えてきてしまったのが、今までのボイストレーニングです。
もちろん、ボイストレーナーさんの中には腹式呼吸に否定的な方もいらっしゃるそうですが、ほとんどの方が腹式呼吸を歌の基礎として指導しているので、ボイストレーニング=腹式呼吸のイメージになってしまったんだと思います。
なんで腹式呼吸に反対するのか?
なぜ、Kissは腹式呼吸に反対なのか。
それは、とっても簡単です。
ベルカント唱法はオペラのために作られたと言いましたが、オペラの歌声のイメージは太い・重い・大きい声で歌っているイメージですよね?
逆に、ポップスやロックのアーティストさんは細い・軽い声でマイクがあるので大きい声を必要としません。
もちろん、ポップス・ロックの中で太めの声を出す方もいると思いますが、ジャンルという大きなくくりで考えて下さい。
こうして、それぞれのジャンルの声質を考えると価値観が正反対だということが言えると思います。
人間の筋力というのは、習慣によってかなり影響を受けてしまうので、正反対の価値観であるオペラのためのトレーニングを積んでしまうと、太い・重い・大きい声で歌うための筋力が身につき、目指していた細い・軽い・小さい声が出しづらくなっていきます。
その結果、オペラのような歌い方でポップス・ロックを歌うしかなくなり、習っていた教室をやめて、Kissに来ていただいている方もたくさんいらっしゃいます。
同じ歌でも、ジャンルが違えばトレーニング方法も違うということですね!
もし、ポップス・ロックを歌いたいのであれば、ポップス・ロックのために作られたトレーニングを受けましょう。
この記事で気になった方は、是非Kissのホームページを見てみて下さい!
井上
つくば校よりメッセージ
子供の頃、クラスに歌の上手な子はいませんでしたか?
その子は歌を習っていたのでしょうか?
おそらく、ほとんどの子は習っていなかったでしょう。
歌の上手な子は、生まれつき上手なのです。
じゃあ、それは何が違っていたのでしょうか?
『歌がもっと上手く歌えたら…』
そう思っている方達の力になれるように、KISSはその謎を研究して10年、答えを見つけました!
趣味で楽しみたい方も、プロを目指している方も、ぜひKISSのトレーニングを受けて、自分の歌が変化していくのを体感してもらえたら嬉しいです。